田中晴基選手千葉Ｓ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　３月松山記念ではやや精彩を欠いたものの、１月和歌山記念で準Ｖと昨年終盤から好調を維持している田中晴基。しかし一昨年７月に右鎖骨、肩甲骨骨折の大怪我を負い、その後は低迷する期間も長かった。
　「怪我をしたときは何をどうしたらいいか分からない状態でしたけど、今思うと怪我自体はすぐ治ったし、大したことではなかったです。ただ怪我して治していく中で、治療と平行して色々試したりしてたんです。そういった中でワイヤーが飛び出したりしてしまって。骨はくっついていないから抜くこともできないし。痛みを我慢して走っていて。意識してかばっているわけではなかったんですけど、無意識の中でズレていました」
　そういった中でどのようにしてここまでの状態までバランスを元に戻していったのか。
　「良いと思うことは何でもやるようにしていました。色々な人に色々と聞いて。セッティングだったり、乗ってる時の意識だったりも。でもやっぱりワイヤーを抜いて良くなりました。痛いのをかばっていた変なクセが抜けましたね」
　それからは成績も徐々に戻ってきており、自転車と体の感覚もマッチしてきた。
　「いつからって言われるとそこまではっきりしたのはないんですけど、去年の10月くらいですかね。試行錯誤を繰り返す中で練習が上手く噛み合いしっくりきて。振り返ればそこから段々良くなってきていました」
　ただ田中の求めている走りとはまだまだギャップがあることも事実だ。今の成績にも満足はしていない。その目はさらに上を見据えていた。
　「本当に良かったときに比べればまだまだです。復活途中ってことにしておかないと。やっぱり現場でしか分からない感覚もあるし、答えを出すのは競走なんで。点数自体は戻したいけど、体や自転車は新たに作っていきたいです。良かった頃よりさらに上を狙いたいんで」

2019年1月18日更新

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