伊原克彦選手 プロフィール

能力値チャートA級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン58実績34デンジャ18差し脚52ダッシュ53機動力41

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ17ダッシュT30追込タイプ35

伊原 克彦選手 スポット・インタビュー

再び市田佳寿浩のもとで

伊原 克彦

伊原 克彦

 2006年7月のデビューからトントン拍子でS級の舞台に上がったが、2018年前期、そして今年の前期と最近はA級に落ちることも多かった。「だいぶ危機感はあった」。そう話す伊原は今期からのS級復帰を前に市田佳寿浩の練習グループに加わる決意をした。
 「6月終わりに市田さんのところに練習をお願いしにいった。それまでは1人で。バンクに誰かいたら混ぜてもらってやるとかだったけど、危機感もあったし市田さんとは現役のときに一緒にやらせてもらった時期もあった。もう1回お願いしたいな。それがあのタイミングでした」
 メンバーはベテランの北川紋部にS級上位で活躍する野原雅也をはじめ、小森貴大、清水剛志、脇本勇希。今年7月にデビューした枠元一葵、小松原正登の117回生にガールズの柳原真緒と大所帯。再び市田のもとで汗を流すことで、伊原にさまざまな変化が生まれた。
 「一番は気持ちですね。レースに向けて、しっかり作り上げていく。その気持ちが変わった感じ。もちろん脚も上がってる。ちょっと脚が落ちてた感じがあったけど、昔を思い出してるというか、サビが取れてきた感じです」
 今期は7月福井で約10年ぶりとなる記念優出。9車になった10月松戸G3でも連勝で準決勝に勝ち上がるなど、ここまでは順調だ。「もう残りの競輪人生のほうが短い。悔いを残したくないし、1日1日、1走1走を楽しみながらじゃないけど、悔いなく走れるように。今は毎日、そう思ってやってる」。再来年には40歳になる伊原が再び市田グループの門を叩いた理由は、ここにもある。
 「今の段階ではまだまだG1は。若い頃と違って、まずはできることをこなして。ひとつずつステージを上げられたら。しっかり準備して、またG1を走れたらと思う。市田さんには今まで事あるごとにお世話になって、それを市田さんの現役時代に恩返しできてないって悔いがある。恩返しは結果でレースで表現したい」
 ビッグレース復帰はまだ先になるかもしれない。それでも強い気持ちがあるかぎり、まだまだ伊原は上を目指せる。

2020年10月13日 更新

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