阿部大樹選手 プロフィール

阿部大樹選手の基本情報

ycm
  • 指数

    80
  • パワー
    ランク

    20
  • アベダイキ 阿部 大樹

    登録地 埼玉

    年齢 35歳

  • 期別 94期

    登録番号 014370

    戦法 追捲

    調子

  • 今期級班 S級2班

    前期級班 S級1班

    次期級班 S級1班

  • 直近4カ月得点 97.95

    今期得点 98.81

    前期得点 104.89

  • 練習地 大宮

    生年月日 1989年2月7日

能力値チャートS級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン53実績25デンジャ33差し脚47ダッシュ51機動力32

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ11ダッシュT33追込タイプ58

阿部 大樹選手 スポット・インタビュー

悩んだ時期を乗り越えて

阿部 大樹

阿部 大樹

 前期は3月平で自身3度目のS級優勝。5月取手では初の完全Vを挙げたが、それぞれ佐々木悠葵と黒沢征治の先行に乗ってゴール前で差すレース内容。それだけに自力で結果を出すことが課題だった。
 「自力で悩んでいる時に連日自力でやって連勝で勝ち上がれたのでイメージはいい」
  7月前橋以来の一戦となる「ドームスーパーナイトレース」の初日は地元の稲村成浩を連れて、最終ホームからまくり一閃。幸先良いスタートを切った。
 「できるだけ自力で仕掛けて良いレースをしようと思った。すかさず行きたかったけど、タイミングが遅くなってしまった。本当はもっと長い距離を踏みたかった」
 ワンツーという最高の結果でも、決して満足はしていない。レース内容も求めてラインで決める。これこそが阿部大樹の描いている理想像であった。
 「今節は外を踏むと決めている。自分の体や気持ち以上に状態は良いのかな」
 その言葉通り、初日と二次予選は自力を出して連勝。準決では武田亮を目標に抜け出して白星。自身初の3連勝で5度目のG3決勝進出を決めた。
 決勝は同県の宿口陽一をマークした結果3着。G3では自己最高の成績を残した。
 「自分は付いていくことだけに集中していました。(宿口)陽一さんの後ろに付いていて、力の差を感じました」
 ワンツーこそ決まらなかったが、阿部の表情には充実感があふれていた。
 「今シリーズは平原(康多)さんに外々を踏んで来いと言われていたので、それができた」
 今後も走る毎にテーマを決めて、着実に課題を克服していった先に新たな景色が広がることだろう。

2021年10月19日 更新

今の自分を打破するために

阿部 大樹

阿部 大樹

 キッカケは、およそ3年半ぶりに記念の決勝に進んだ2月の高松だった。
 「高松記念で決勝に乗れたんですけど、そこで平原(康多)さんの後ろでなにもできなかった。悔しかったし、このままじゃっていうのがありました。これじゃ後ろにいるだけで、なんの役にも立てない。それで平原さんに頭を下げてお願いました」
 主導権を握った眞杉匠後位から、平原が番手発進。決してその踏み出しに離れたわけではなかったが、自力に転じた松浦悠士に押し込められた阿部大樹は4着に終わった。
 「(当時は)デビューしてから12年、自分で考えてやったんでは頭打ちでした。ガムシャラにやって、ガムシャラに筋トレをしてたけど、それじゃダメでした。いままでのものを全部排除して、新人のつもりでやらせてもらってます」
 直近の小田原記念では、2着の3連対。4月以来、平原と同じシリーズになった阿部だったが、平原が落車に見舞われ途中欠場になったこともあり、2月高松記念の決勝以来の連係はならなかった。それでも最終日は、別線となった眞杉の先行をのみ込んで先着した。
 「(最終日は)逃げの決まり手が付いている先輩(久木原洋)に任せてもらったんで、レースとしては最低限の形でした。それでも眞杉君に勝てて、抜けているんで自分のなかでは調子が良かったと思います」
 平原に教えを乞うた2月から半年がたった。
 「まだまだですね。平原さんが言っていることをやっているだけ。平原さんが考えていることをどれだけ理解できるか。それでそこをしっかりと吸収できるようにならないと。やっと初めて競輪選手になった感じです。どう自転車につながるかだけを考えてます。自分はまだ二十歳、ピッチピチのつもりです(笑)」
 32歳の阿部が“平原イズム”で、新たな扉を開けようとしている。

2021年8月30日 更新

ウエイトの効果てきめん

阿部 大樹

阿部 大樹

 今の阿部は脂が乗って、競輪選手として完全体に近づいている。前期はA級だったが、パワフルな走りで勝ち星を量産。調子は確実に上昇傾向にあった。S級に返り咲いた今期は初戦の広島こそ予選で敗退したが、敗者戦で2連対。続く伊東から初日予選はすべて突破している。
 「好調の理由は完全にウエイトトレーニングですね。ちょうど1年ぐらい前から始めました。きっかけは鏡に写った自分の姿があまりに情けなかったから。もてたい、格好いい体になりたいっていう理由で始めたんですよ。競輪とはまったく関係なかったんですけど、それが結果的に競輪につながってますね」
 ウエイトの効果はてきめん。ボディービルダーばりの肉体を手に入れたことで、1年前とはまるで別人になった。
 「ウエイトは主に上半身を中心に鍛えてます。下半身は自転車の練習で鍛えられてますからね。競輪の練習量は全く落とさないようにして、プラスアルファでやってます。丸1日、何もやらない日は作らないようにしてます。上半身が鍛えられてきたことで、安定したフォームでもがけるようになりました」
 今年7月で選手生活節目の10年目を迎える。5月函館記念の二次予選は太田竜馬の先行を中団から鮮やかにまくって快勝。区切りの通算200勝を達成した。
 「200勝は狙ってなかったとは言ってもうれしいですね。練習仲間の新井(剛央)さんが199勝で足踏みしてますから。自分のほうが早く達成できてよかったです。700勝まで頑張りますよ(笑)」
 素質的にはワンランク上を狙える。超一流が相手でも全く臆することはない。これからの活躍が楽しみだ。
 「函館記念は準決勝まで行けたし、最終日はしっかり仕掛けて結果も残せた。納得のいく走りができました。これを続けていけば成績も安定してくると思います。準決勝でワッキー(脇本雄太)といい勝負ができるぐらいの力をつけたいですね」

2019年1月18日 更新

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