芦沢辰弘選手 プロフィール

芦沢辰弘選手の基本情報

ycm
  • 指数

    85
  • パワー
    ランク

    16
  • アシザワタツヒロ 芦沢 辰弘

    登録地 茨城

    年齢 36歳

  • 期別 95期

    登録番号 014441

    戦法 追込

    調子

  • 今期級班 S級2班

    前期級班 S級2班

    次期級班 S級1班

  • 直近4カ月得点 105.75

    今期得点 106.10

    前期得点 107.13

  • 練習地 取手

    生年月日 1988年6月29日

能力値チャートS級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン66実績25デンジャ0差し脚81ダッシュ16機動力17

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ3ダッシュT3追込タイプ98

芦沢 辰弘選手 スポット・インタビュー

2人でつかみ取った準決の権利

芦沢 辰弘

芦沢 辰弘

 「5年後、10年後に思い出した時に。あの時行けばよかった。そうやって後悔することのないように」
 09年のデビューから今年で13年目。兄の大輔(90期)と9月の岐阜、共同通信社杯の二次予選Bで初めて一緒のレースになった。当然のことながらのタッグ。追い込みとしての地位をすでに確立させてはいるが、山口拳矢、山崎芳仁を相手に芦澤辰弘は先行策を選んだ。
 「普段のアニキも大好きだし、尊敬している。競輪場で戦っている姿っていうのは自分にとっての財産。勝ち負けじゃなくて、返したいって思いだった」
 これまでの集大成とは言っても、追い込みとしてやってきただけに葛藤があったことは想像に難くない。それでも芦澤は打鐘から敢然と風を切り、その想いに応えるように兄の大輔が番手まくり。結果的には山口のバンクレコードタイのまくりにのみ込まれはしたが、大輔が僅差の3着で準決の権利を泥臭くつかんだ。
 「お互い追い込み選手だから。1周を半分、半分でやって2人でつかみ取った3着の権利だった。勝ち上がりのイスだけはなんとしてもって。気持ちだけは負けないっていうのがあった」
 言葉では言い表せない、この舞台に一緒に立った者たちだけしかわからない感情がある。同地区の関東勢はもとより、芦澤兄弟の闘いをまっすぐに見守っている選手がいた。
 「あとで村上義弘さんにお疲れ、気持ちのいいレースだったって言っていただいたんですよ。兄弟レーサーの頂点。グランプリで(兄弟連係を)実現させた偉大な人ですから。そんな人に声をかけていただけたっていうのは、本当にうれしかった」
 兄弟ワンツー。その理想には届かなくても、芦澤が出した1つの答えに多くの人が心を動かされた。

2021年9月24日 更新

現状を受けとめて

芦沢 辰弘

芦沢 辰弘

 競走得点が111点オーバーの前期は、G1での勝ち星を含めて8勝をマークした。G戦線でも安定した成績を残していたが、今期に入って急降下。兆しは前期ラストの函館記念からあった。
 「函館の3日目に黒沢(征治)君と一緒だったんですけど、その時にペダリングがわからなくなった。力が入らない感じもあって、そのあとは高いレベルの練習ができなくなった。怪我をしたわけでもない。原因がわからないんですよね…」
 突如、不調に陥った芦澤はハードなトレーニングもこなすことができず、8月の弥彦ではフレーム変更で活路を見出そうとした。
 「調子が悪いところでフレームを換えちゃったのも良くなかった。だから、(共同通信社杯では)戻しました。もう1回トレーニングを見直したりもしている。ここまで落ちたんでどこまで戻るかわからないけど、(共同通信社杯は)前回のオールスターよりも良くはなっている」
 共同通信社杯を8着。3日目は小松崎大地に流れ込みの2着も、近況の芦澤からすればキッカケとなる良薬だ。
 「この現状をしっかりと受けてとめて腐らずに。高松宮記念杯くらいにまで(感触が)戻れば戦えると思う。モチベーションも下がっていたところもあるんですけど…。あの(新山)将史が付いていった青森記念(決勝)は、今年に入って一番ですね、印象に残っている」
 新山響平、将史が、地元の青森記念でワンツー。最高の舞台で最高の結果を出したが兄弟の走りが、芦澤の目にも焼きついている。
 「同じ兄弟レーサーとして(新山兄弟は)尊敬に値する、すごいと思う。新山兄弟とは脚質が違うんで、もっとチャンスは少ないけど、自分たちもっていう思いがある。まずは俺がしっかり。このままではラインを信頼してくれる先行選手に悪いですから」
 兄、大輔(90期)との壮絶なゴール勝負を現実のものにするためにも、芦澤はこのままでは終われない。

2019年9月21日 更新

これからが勝負

芦沢 辰弘

芦沢 辰弘

 今年から練習方法を変えて、成績は上昇一途。追い込み選手として着実にステップアップしている。
 「去年の2月にウエイトで腰を痛めて、1年ぐらい無茶しない程度でやっていたんですが、今年からまた本格的にウエイトをやり始めています。スクワットやベンチプレスなどメニューを組んでやってます」
 練習に関しては人一倍の努力は惜しまない。その成果が結果として出始めている。
 「まだやり始めて3カ月ぐらいですからね。もちろん一戦一戦、大事に戦っているんですが、それで結果が出なくても、まずは体を作ることが一番だと思ってます。今年はマーク屋として、先行選手の信頼をしっかり得ることが目標なんです。一流のマーク選手は体つきも全く違いますから」
 2月川崎では決勝2着と好走。続く3月大垣記念では連勝で準決勝に進出した。それでもS級トップクラスとの力の差を思い知らされた。
 「大垣記念は連勝できたんですが、準決勝クラスはやっぱり全然違います。竹内雄作さんは最高クラスの先行選手だし、レースのスピードがすごくて、全然余裕がなかった。最終バックからレースに参加できてなかった。あの展開でも一流の追い込み選手なら何とかしますからね。頭でどう動けばいいかは分かっているんですけど、それにまだ体が追いついていないんです。その辺りの技術がまだまだ甘いし、課題が多すぎますね」
 常に課題を課して、その克服に努めている。その先に明るい未来が待っている。
 「(2月の)川崎で鈴木竜士君と一緒だったんですが、終わってから誘われて一緒に街道練習に行くようになりました。いい練習になっているし、力もついてきていると思います。とにかく全体的にレベルアップして、上で戦えるようになりたいですね。今期はS級1班の点数が取れるように頑張ります」

2019年1月18日 更新

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