堀内昇選手茨城Ａ級３班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「いろいろ噛み合って、それが一気に来た。手応えを感じている」
　年初から徐々に調子を上げると、４月京王閣はホームからカマして準Ｖ。さらに、積極的に攻めた同月西武園記念でも２勝など、今年に入って存在をアピールしている。
　「ちょっとずつ上がっていってます。（要因は）自分に合ったセッティングが出たこと、脚力がついたことです。ペース配分もわかってきたし。先行態勢に入れたら確定板に乗れるようになりました」
　しかし、ここまでの道のりは決して平たんでなかった。学生時代は陸上に没頭。顧問から競輪選手を勧められて適性で輪界入りを果たす。地道に努力を続けて、一昨年の７月にＳ級戦士となったが、そこで試練が待っていた。
　「Ｓ級は強くて勝てなかったですね。そこから怪我をして３、４カ月走れなくて。復帰してからも勝てないから自在でやっていくしかないかなって思っていました」
　それでも、諦めない気持ちが風向きを変えた。上を目指して試行錯誤を繰り返すと、探していたピースを発見する。「今使っているフレームが合った」。今度は感触を頼りに先行して結果が出る好循環。見直しも検討していたスタイルを変えることはなくなった。
　「一時期は諦めていたけど、今は先行で結果も付いてきてるし、今後も先行でやっていきたいです」
　デビューから10年目。まだ道半ばだが、責任も増した。しかし、プレッシャーも糧として、さらなる高みに登ることを期待したい。
　「弟子が２人も入ったし、しっかりと走りを見せないといけない。もう一つ強くなれれば」（工藤）

2018年5月2日更新

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