相川永伍選手埼玉Ｓ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　先行主体のパワフルな走りでＳ級トップクラスまで上り詰めた相川だが、昨年は試練の連続だった。
　「昨年から大ギア規制が始まって、苦労しましたね。１月は坐骨神経痛も出たし、色んな要因が重なって成績が落ちてしまった」
　それでも試行錯誤を重ね、夏場からＶ字回復。８月富山では待望の記念初優出を果たした。決勝でも２着と好走して、輝きを取り戻したが、９月函館の決勝で落車。長期欠場を余儀なくされた。
　「夏ぐらいにやっといい頃の状態に戻って、手応えをつかめたんですけどね。函館の決勝は馬場（和広）君の番手だったけど、粘られてしまって…。ヨコができないし、追走技術も下手。選手としての総合力が足りない。そういうところがモロに出た落車だったと思います。鎖骨骨折は初めてで、それに肋骨骨折、肺気胸で１カ月入院しました」
　退院後はすぐにトレーニングを再開したが、追い打ちをかけるように今度は病に襲われた。
　「急に練習して疲れが出たのか、食事も水分も取れなくなった。病院に行ったら胃潰瘍と診断されました。精神的に強い方だと思っていたのに弱かったみたいです（苦笑）。それで予定していたよりも復帰がだいぶ遅れてしまった」
　復帰戦の立川記念は敗者戦の１勝止まり。完全復活へ、強い気持ちで戦い続ける。
　「体重が10kgぐらい減って、まだ２㎏しか戻っていないし、パワーが出ない。まだいい頃と比べると全然ダメですね。脚が足りない分はレースの組み立てでカバーしていこうと考えてます。そのためにはもっとレースを勉強しないと。自分の考えていた展開と違った時にどう対処できるか。それが課題ですね。もちろん先行でやりたい気持ちはあるけど、ただ先行すればいいという年齢でもないですから。平原（康多）さんのように何でもできるのが理想です」

2019年1月18日更新

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