恩田淳平選手 プロフィール

恩田淳平選手の基本情報

ycm
  • 指数

    85
  • パワー
    ランク

    16
  • オンダジュンペイ 恩田 淳平

    登録地 群馬

    年齢 34歳

  • 期別 100期

    登録番号 014809

    戦法 自在

    調子

  • 今期級班 S級1班

    前期級班 S級1班

    次期級班 S級1班

  • 直近4カ月得点 108.00

    今期得点 108.31

    前期得点 107.15

  • 練習地 前橋

    生年月日 1990年5月18日

能力値チャートS級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン52実績20デンジャ44差し脚73ダッシュ65機動力45

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ12ダッシュT35追込タイプ74

恩田 淳平選手 スポット・インタビュー

追い込みとして進化を遂げる

恩田 淳平

恩田 淳平

 11年7月にデビューし、小柄な体格を駆使した俊敏な走りで奮闘を続けてきた。20年7月にS級復帰後は伸び悩む時期もあったが、追い込みに転向して成績が上向き始めた。
 「完全に追い込み宣言をしたわけじゃないけど、もう番組的にも人の後ろを回ることがほとんどだし、追い込みって言ってもいいかな。自分は体格にも恵まれなかったし、徹底先行という競走スタイルは厳しかった。今は人の後ろを回るようになって成績も良くなってきたし、その方が自分に合っている」
 好調の要因は戦法の変化だけではなく、意識改革も恩田淳平をより一層進化させた。
 「パーソナルトレーナーのところに通うようになって、自分の体を知れるようになったことが大きい。日常生活でもヒントを探して、自分の持っているものと競輪にどうつながるかを意識するようになった。体の使い方がわかって無駄な力が入らなくなった。調子が悪い時が少なくなったし、怪我をしてもコンディションが戻るのが早い」
 心身ともに成長を遂げて、今期はキャリア初となるS級1班として一流レーサーへの仲間入りを果たした。
 「S級1班になれたことはうれしい。自分がここまでこられたのは、家族や友人とか周りで支えてくれる人たちのおかげ。これからは周りの目も変わってくると思うし、前を回ってもらう選手に信頼してもらえるようにならないといけない」
 そしてS級1班として迎えた2場所目。1月の豊橋F1でS級(単発レースを除く)初優勝を飾るも、反省点が多く課題が残るレースとなった。
 「レース前に(武藤)龍生と話した時は、今の自分が前を回ってもどちらかが勝てるビジョンが浮かばないと伝えて、龍生はジカで競ることを決めた。結果は龍生が落車してしまい、自分は落車を避けて根田(空史)さんの番手にハマって、最後はまくった稲川(翔)さんに切り替えて差し切ることはできた。結果的には良かったけど、稲川さんより先にまくりに行く勇気がないとダメだし、龍生は勝負したのに自分は勝負できなかった」
 「あまり欲がないのでビッグレースを優勝したいという気持ちはないけど、与えられたレース1つ1つで最大限のパフォーマンスを発揮することは重要にしている。それは昔から変わらない」と大きい目標こそないが、芯はブレない。これからも追い込み選手として着実に技術を磨き、自分の納得のいくレースができるよう目の前の一走に全力で臨む。

2023年1月18日 更新

罪と罰と救いの手

恩田 淳平

恩田 淳平

 デビュー8年目にして、初めて踏み入れたS級の舞台。ここまでの道のりは、決して平たんではなかった。昨年、4月千葉決勝では追走義務違反による失格。4カ月間の休業を余儀なくされた。しかし、暗いトンネルに入りそうな恩田を仲間たちは見捨てなかった。
 「気持ちが折れちゃって。1人でやりますと言いに行ったら、木暮(安由)さんたちに強くならせてやるから付いて来いと言われて。本気でやらないとダメだなと。そこで気持ちが変わりました」
 充電期間を経た恩田は、昨年の後半戦で5Vを挙げる大活躍。そして、輪界の猛者たちが集うステージまで駆け上ってきた。そのS級でも、俊敏な走りを随所で披露。9月岐阜記念まで初日をすべてクリアと善戦を続けている。
 「S級は強いし、自分に何ができるかを毎日考えています。先行、まくり、さばき。何でもやって嫌な選手と思ってもらえるように」
 恩田をそばで見守る木暮からも、「このまま伸び伸びやってもらえたら。いつかは壁にぶつかるだろうけど、その時は自分で考えて。それでもダメなら、周りに頼ればいい。今は群馬が低迷しているし、G1にも出て起爆剤になってくれたら」と大成を嘱望されている。
 岐阜記念でも持ち味を発揮して3着。それでも、「もっと1着を取りたい」と現状に満足することはない。「今は大きいことを言っても無理。練習して総合的に脚を上げたい。そして、いつか木暮さんの前で走りたい」。
 これからも七転八起で困難に立ち向かう。大輪の花を咲かすことが、大きな恩返しだ。 (工藤)

2018年9月12日 更新

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