板崎佑矢選手愛媛Ａ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　12年７月のデビューから５年４カ月。昨年11月小倉ＭＮが初Ｖだった。「あれがきっかけですね。気持ち的にも楽になった」。当時の競走得点は70点に届くか届かないか。しかし、この優勝を境に成績は一変した。続く松山で連覇を飾ると、一気に２班の点数を確保。前期は序盤から快進撃を続けると、６月久留米のレインボーカップチャレンジファイナル出場も決めた。
　「去年からウエイトをはじめて、セッティングや乗り方も変えた。色々なものがかみ合っての初優勝だったと思う。小倉はメンバーもよかったし、そのなかで勝てて自信にもなりました」
　競輪学校入学前に肩鎖関節を痛め、１・２班戦初挑戦を目前にした15年６月前橋ＭＮでは落車で鎖骨を骨折。節目、節目でアクシデントに襲われた。「焦らずっていうのはあったけど、結果も出ないし、しんどい時期はあった」。自然治癒を選択した鎖骨は完治までに８カ月の時間がかかり、復帰後も思いどおりの走りができない。もどかしい時期を過ごしてきた。
　そんな板崎をそばで見てきた師匠の渡部哲男は「アマチュアの頃からかみ合ったときの自転車の進みは抜群だった。ようやくこの感覚っていうのを思い出したんだと思う。いいところでかみ合えば、もっと強くなるはず」と立ち直りを見せる弟子にエールを送る。
　今期からは１・２班戦に再挑戦する。「今は調子もいいので楽しみ」と板崎は目を輝かせる。そして「Ｓ級で哲男さんと一緒に走りたい」。その先にある大きな目標に向かって、これからもコツコツと歩みを続ける。　　　（音無）

2018年7月4日更新

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