嶋津拓弥選手神奈川Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　103期の在校１位として、13年の７月にデビューした嶋津。同期との出世争いで遅れをとっていたが、ここに来て素質が一気に開花した。15年後期にＡ級１・２班戦の争覇級に定着すると11月高知から３場所連続の完全優勝。Ｓ級特進を果たした。
　「今まではガムシャラに練習をやり過ぎるところがあったんですが、メリハリをつけた内容に変えたら良くなりました。それと７月の落車がきっかけで、電気治療に週１ぐらいで通うようになったんです。それから体のバランスが良くなって、力を発揮できるようになりました」
　神奈川期待の新星として、周囲の注目を集めながら、ここまでは試練の連続だった。デビュー５場所目の函館で落車して鎖骨骨折。その後も良くなっては落車の繰り返し。それでも日々の努力を積み重ね、着実にレベルアップ。度重なる怪我を乗り越えた強さは本物だ。
　「骨折していなくても、レースで全く力を出せていなかったので、上にいくまで時間はかかったと思います。同期は早くから活躍していたので、精神的にはきつかったですね。それで焦って無理して練習してました」
　12月の地元平塚は３9１着。初めてのＳ級戦を経験して、冷静に自己分析する。
　「Ｓ級はやっぱりすんなり先行させてもらえない。上位の点数を持っている選手とは全然違いますね。やっぱりトップスピードと加速力が足りないし、そこを強化しないと戦えない。Ａ級では何とかなったけど、Ｓ級は厳しいと思っています」
　心技体が充実。16年は飛躍の年になりそう。今後の成長が楽しみだ。
　「１年ぐらい前から本格的にウエイトを始めて、その成果も出てきました。セッティングも換えて煮詰まりつつあるし、最近は全てがかみ合ってきていますね。これからしばらくは先行主体に積極的に走って力を試したい。先行で通用する選手になれるように頑張ります」

2019年1月18日更新

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