吉田拓矢選手茨城Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　全日本で今年のシーズンをスタートさせた吉田。その全日本こそ不発に終わるも、続く静岡記念を優出。順調な船出になるかと思われたが、ウィナーズカップで一息。さらに、４月武雄記念、５月名古屋記念と相次いで落車に見舞われた。「体より、精神的な部分が大きかった」。折れかけそうになった心を奮い立たせたのは、茨城を束ねる大先輩の言葉だった。
　「宮杯の前に武田（豊樹）さんとかとご飯にいって。そこで（落車に対して）マイナスになることはない。転んだことで得られることもあると言われました。気持ちが楽になりましたね。これからの関東のことを考えてレースをしろとも言われて。このままだとダメになると思っていたので、良い話が聞けました」
　その言葉を受けた吉田は宮杯で行動に移す。初日は打鐘先行で別線を完封しての２着。二次予選は桐山敬らを相手に逃げ切りと、内容も結果も伴う走りを見せた。
　「（２日目も）しっかり主導権を取ってと思って。まだまだ課題はありますね。でも、こういう走りをして、力をつけていきたい」
　準決も先行勝負出たが、別線の平原康にまくられて敗戦。最終日も８着に終わったが、４日間を通して果敢に攻めた。「平原さんと力勝負をして負けたけど、納得のレースはできました」。
　強豪との戦いで失ったピースを見つけた吉田。心技体が整った若武者が、後半戦も全力で戦う。
　「（宮杯で）課題が見つかりました。やっぱり先行は成長できる。先行を続けて、このスタイルを確立したい。もう少しです」（工藤）

2018年6月28日更新

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