中西大選手和歌山Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　スピード化が進む競輪界の流れに乗り遅れまいと、選手たちはその時代のトレンドを取り入れながら、自分に最適な自転車やシューズを求めて、日々、試行錯誤を重ねている。中西大も一昨年は大きいサイズのフレームを導入し、さらなるレベルアップを目指した。しかし、その後の成績は低迷。Ｆ１戦の優出どころか、白星からも遠ざかった。
　「自転車がどうこうっていうより、あの時は自分がこうやって自転車に乗りたいっていうのが、はっきりしてなかったです。それがないから、フレームを変えても、パーツを変えても意味がなかった。人それぞれ体系も違うので」
　方向性が見えてからの成績は右肩上がり。近況は白星も増えてきている。
　「自分はこれだっていうのが見つかってきました。（18年12月高知と一昨年２月岸和田で）自力でＳ級優勝した時と比べると、まだちょっと違うけど、もうちょっとやれるかなっていう感じはあります」
　１月岸和田記念in和歌山の一次予選で後続を突き放して快勝すると、３日目の同格戦では弟子の張野幸聖の番手からシリーズ２勝目をゲット。最終日は寺崎浩平の番手をめぐって、初めてレースで競りを経験した。
　「（３日目の）番手戦は３回目で、１着は初めてでした。気持ちはいつもより楽だったけどソワソワしてた。最終日の競りもヨコに行くだけじゃなくて、タテに踏みながら斜めに行くイメージってことも勉強になりました。でもやっぱり自分はハコより自力の方が良いかな（笑）。108点くらいまで自力で戻したいし、Ｓ級１班に定着できるようにしたいです」
　成功と失敗を繰り返しながら、以前より強い中西に成長していく。

2021年1月18日更新

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