滝本泰行選手岡山Ａ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　昨年はＡ級で６度の優勝を飾り、今期からＳ級の舞台に立った滝本。しかし、初戦の立川記念で落車する最悪なスタートを切った。
　「骨は折れなかったけど、心は折れかけました（笑）」
　幸い大きなケガはなかったため、同月伊東から復帰。そこでも大きな壁に直面する。
　「ＶＴＲを見てからレースに行ったんですけど、走ってみると全然違いました。ＶＴＲでは流しているように見えても、実際は流していない。みんなゴール前まで脚が余っているから、最後は突っ込んで来るし、ヨコのふり幅とか技術も、Ａ級とは全然違う。そういうところが難しいです」
　ハイレベルな戦いに不安を抱えながらも、３月玉野で地元記念に初参戦。連日、先輩にアドバイスをもらい、シリーズ３日目には、見応えのある積極策で３着に逃げ粘った。このレースが昇級後、初めて納得できたレースだった。
　「地元で見せ場を作ろうと思って行きました。それがよかったですね。今までは、仕掛けるポイントを逃して後手、後手だったんで。前（２月高松記念）の３着は、まくりだったから、今回はいいレースができたと思う」
　まだＳ級での戦いは、始まったばかり。レースを重ねるたびに、たくさんの収穫がある。
　「とりあえずは、スピードを上げて行かないと。Ｓ級は仕掛けるポイントが少ないし、その少ないポイントを見つけても自信がないと仕掛けられない。今は、スピードと自信を付けることが課題です」
　着実に前進している滝本が、Ｓ級最前線で活躍する日を待ちたい。

2019年3月6日更新

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