蕗澤鴻太郎選手群馬Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　台風の影響で１日の中止順延を余儀なくされた寬仁親王牌。Ｇ１常連組にとっては長いシリーズだったのかもしれないが、今期初めてＳ級の舞台を踏んで、これが初めてのＧ１だった蕗澤鴻太郎にとってはあっという間だったのかもしれない。
　「４日間、全部先行するつもりだった。それでジャン、ホーム、バックを全部取るつもりだったけど…」
　５月全プロ競技大会の１キロメートルＴＴ３位で出場権利を獲得した初Ｇ１は、特選スタートから着。単騎だった最終日も含めて、シリーズを通して先行策を貫いた。初日、３日目こそ最終バックを先頭での通過はならなかったが、３日目は吉澤純平、河野通孝でのワンツーに貢献した。
　「どれだけ力が通用するのかっていうのがあった。あれで勝ち上がれればいいんですけど、みんな強かったです。トップスピードが足りないし、番手まくりをくらってしまって、まだ通用しないなって」
　トップクラスとの力差を痛感させられた。課題は山積みもデビュー２年の蕗澤は、Ｇ戦線の経験すらそれまでは岐阜記念の一度だけだった。
　「強い人たちといろいろ話をさせていただいた。（連係した）鈴木竜士さん、吉澤純平さんからアドバイスももらいました。これをつなげていかないと」
　続く京王閣記念では、一発勝負のブロックセブンでシンガリ惨敗も果敢に風を切った。初Ｓ級の今期も、すでに後半戦に突入している。
　「決勝に乗ってないんで、まずはＦ１で決勝に乗りたい。そうすれば（Ｓ級）初優勝もみえてくる。（寬仁親王牌は）雰囲気も違うし、ワクワクして楽しかった。来年もまた出たいですね。あとはコツコツと、高望みをしないで一歩ずつ」
　１キロメートルＴＴは南潤、渡邉一成に次ぐ成績。ポテンシャルは疑いようがないだけに、まずは場数を踏むことだろう。

2019年10月22日更新

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