皿屋豊選手三重Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　オールドルーキーとしてデビューして３年。一歩ずつ階段を上がってきた皿屋が８月の名古屋オールスターでいよいよＧ１初出場を迎える。
　「ずっとＧ１というのを目標にしてきたので、出場できるのはうれしいですね。今はオールスターを目指して、しっかり練習しています」
　今年はＦ１シリーズでコンスタントにＶ争いを演じている。練習方法を見直したことで、一段とパワーアップした。
　「最近はナショナルチームの練習を取り入れています。筋トレとかバイクを使ったスピード練習で、力はついててきていると思うし、成績も上がってきています」
　久しぶりのＧ３参戦となった７月富山記念は予選で２勝を挙げたが、先手は１度も取れず課題の残るシリーズになった。
　「いろいろと考えさせられる開催でした。悔しいですね。警戒されて受けて立つようなレースが増えて、相手が挑んでくるような時にどう走るかもう少し考えないといけない。甘かったですね。今回から７車立て、しかも３３バンクで仕掛けに迷いも出ました。実戦の経験をもっと積まないといけないですね」
　Ｇ１では挑戦者の立場。思い切った仕掛けで節目の通算100勝とビッグ初勝利を狙う。
　「チャレンジャーとして、しっかり自分のレースをしたいですね。強い選手を相手にどこまで通用するか力を試したいと思います」

2020年8月8日更新

　市役所勤務からの転身という異色の経歴を持つ皿屋。オールドルーキーとして17年７月にデビューしてから、あっという間に２年が過ぎた。今年１月からはＳ級という大きな舞台に挑戦している。
　「Ｓ級デビュー戦（１月平Ｆ１）で９、９、９（着）をやってしまって、このままではダメだと思いました。そこから自分を見つめ直して練習内容を変えたり、いろいろ取り組んできました。レースのスピードが上がっているので、それに対応できるような練習にしました」
　ケタ違いの先行力で快進撃を続けたＡ級戦から一転、Ｓ級の厳しい洗礼を受けた。それでも敗戦を糧に、課題をひとつずつクリアすることで道を切り開いている。
　「Ａ級の頃は前を取って、引いて一気に行くようなレースが多くて、それで結果が出てました。Ｓ級に上がって無理に押さえて先行するようなレースが増えていたんですけど、なんか違うんじゃないかと思うようになって最近はＡ級の時のスタイルに戻してます。慌てて先行するよりも、相手のスピードをもらって仕掛けるほうが自分の脚質に合ってます。そのほうが先行できることも多いですね。ずっとトレーニングチャンピオンと言われ続けてきたんですが、やっとレースで力を出せるようになってきました」
　近況は充実一途。大物食いを連発するなど、上昇気流に乗っている。10月京王閣記念は一次予選の１勝止まりだったが、確かな手応えをつかんだ。
　「今回は収穫の多い開催でした。いろんな選手に先行方法、乗り方とかアドバイスをもらって、すごい参考になりました。最終日は先行して堀内（俊介）君にまくられたけど、いい感触をつかめました」
　36歳、皿屋の挑戦はまだまだ続く。

2019年10月30日更新

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