今野大輔選手岡山Ｓ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　Ｓ級序盤こそ苦しんだ今野だが、準決勝に勝ち上がった２月奈良記念から気配が一変。「自転車を換えて調子が戻った」。奈良記念では南潤を、続く小倉では稲垣裕之をまくるなど、Ｓ級でも自慢のスピードを発揮しはじめている。
　「作ったり、借りたり試行錯誤してたけど、自分に合った自転車がなくてなかなか調子が出なかった。たぶん溪（飛雄馬）さんのが合ってるよとアドバイスされて、奈良記念で乗ったら、それからですね。Ｓ級でも場数を踏んで緊張も少なくなってきた」
　持ち味はスピード。しかし、そのスピードもＡ級レベルだったことをＳ級では痛感させられた。
　「やっぱり全然違うかなと思う。得意は得意だけど、持ち味がそこってだけ。今はそこで負けてるし、Ｓ級では必殺技の強さを持ってないと。だから課題はトップスピード。そこが見えたのがＳ級になってからですね」
　高校時代は長野県飯田市を拠点に活動するボンシャンスというサイクルチームでプロのロード選手を目指していたが、「何年かやって芽が出なかった」。そんなときコーチにピストを使ったバンク練習を勧められ、「合宿ぐらいのつもりで」行った愛媛にそのまま残って今がある。「あのアドバイスがなかったら食えてないでしょうね」と今野は笑う。
　太田竜馬に同県、同期の松本貴治と四国の若手は伸び盛り。「今は若手の勢いがいいんで、必死にやらないと置いてかれる」というが、今野の強さは練習仲間も認めるところ。躍進する四国勢の一翼を担う力は秘めている。（音無）

2019年3月14日更新

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