内山雅貴選手静岡Ｓ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　思い切りのいい競走が持ち味で、現在はＳ級戦で奮闘を続ける内山雅貴。高校時代からロードレースを始めて、卒業後はアマチュアのチームに所属した。トラック競技の経験は浅いが、18年７月にデビューしてからは、持ち味のスピードを武器に勝ち星を積み重ねた。
　「最初は全然知識もなかったけど競輪学校（現、競輪選手養成所）で一から知識や走り方を教わって在校順位10位で卒業することができた。チャレンジの時は特別昇班はできなかったけど、カマシやまくりで勝ちにこだわっていい成績を残せた」
　デビューから１年後にはＡ級２班に昇班し、競走スタイルを変えて力をつけていった。
　「昇班初戦で落車をしてしまい、そこからリズムが戻らなかった。そこで何か吹っ切れて積極的に走るようになったら脚力もついていったし、結果にもつながって特進できた」
　Ｓ級昇級当初は思うような結果を残せなかったが、ある出会いをきっかけにして成績が上向き始める。
　「Ｓ級に上がってからは、特進をするという１つの目標を達成して気持ちが切れてしまい結果を残せなかった。伸び悩む時期が続いていたけど、深谷（知広）さんが静岡に移籍して練習をみてもらってから変わった。フォームを修正して力まなくなったし、いろいろ考えすぎずに打鐘から踏んで力を出し切る競走をした方がいいと、アドバイスをもらって、段々と成績も上向いていった」
　明るい兆しが見え始めた内山だが、現在は怪我に悩まされてもどかしい日々を過ごしている。
　「（昨年10月の）平塚で腰を痛めてしまった。腰の状態は良くなってきたけど、右足の筋力が落ちてしまい力が入らなくなってしまった。12月の（グランプリシリーズの）寺内大吉記念杯でも全然ダメだし、今回のピスト６（フォースクォーターラウンド６）でも、まだ全然戻っていない。選手人生の中でも今は一番状態が悪い。２月の地元（静岡）記念までには状態を戻したいけど、地道にトレーニングして筋力をつけていくしかない」
　冷静に状況を見つめており、内山に焦りはない。今は我慢の時で、しっかり立て直して力強い走りが戻るその日を待つ。

2023年1月8日更新

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