宇佐見優介選手 プロフィール

能力値チャートA級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン67実績6デンジャ10差し脚63ダッシュ16機動力17

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ3ダッシュT3追込タイプ69

宇佐見 優介選手 スポット・インタビュー

覚悟を決めて追い込みに転向

宇佐見 優介

宇佐見 優介

 自転車競技の経験がなく、高校卒業後は6度目の受験で合格を果たした苦労人。やっとの思いで競輪選手としてデビューを果たすも厳しい世界が待ち受けていた。
 「デビューしてからは先行基本に戦っていたけど、簡単にまくられてしまったし全然通用しなかった。何をやっていいかわからなかったし、同期がどんどん昇級していくなか自分はチャレンジのままでキツかった」
 このままではいけないと思った宇佐見優介は、現在の戦法の原点となった策で活路を見出す。
 「117期がデビューしてからはとりあえず一旦先頭に出て、前々に攻める走りをしていた。強い新人が1人で飛んできて、飛び付く競走が増えていった。そういう競走で決勝も外さなくなったし、戦法も自在に変わっていった」
 昨年1月にA級2班に昇班してからも自身の競走スタイルを貫き、ある出会いをきっかけにさらに成績が良化し始める。
 「自在選手として中団からの競走はできたけど、位置を取ってからのタテ脚がなくて苦戦した。それから番手に競り込んだり、前団に切り込む競走をするようになって少しでも前の位置を確保する追い込みのような動きをして成績が良くなってきた。トレーナーの猪狩卓男さん(福島、94期、引退)に出会ったことも大きいと思う。練習方法や体の使い方、レースのアドバイスをもらって成績が上向いていった。(初日)特選にも乗れるようになってきたので、今年は特選に乗り続けることを目標に頑張ってきた」
 そして次なる目標のS級昇級へ向けて、これからは追い込みとして戦うことを決意する。
 「今までは追い込みの世界も甘くないし覚悟を決めきれなかった。11月の平初日に埼玉の安彦統賀君を目標として付けてもらってぐらいからから、これからは追い込みとして戦おうという思いが芽生えてきた。前回の静岡では3日間すべて他地区の自力型に付いたし、そういう番組が増えてきている。今はもう追い込みとして戦う覚悟を決めたし、目標がいなかったらジカで番手勝負をする気持ちもある」
 「将来は佐藤慎太郎さん(福島・78期)のようになりたい」と輪界屈指の追い込み選手を目指して、新たなステージを歩み始めた宇佐見。今後も茨の道が待ち受けようとも覚悟を持って突き進む。

2022年12月26日 更新

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