岩谷拓磨選手福岡Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　一昨年11月に３場所連続の完全ＶでＳ級に特進した。そこから数えること13回目の決勝進出。５月の高知でようやくＳ級優勝にたどり着いた。
　「（周りからは）まだ獲ってないんかって、言われて気にはなってました。それで決勝は弱気なレースになってしまったりもした。（Ｓ級優勝は）通過点だけど、勝ちたいっていう気持ちが勝って、去年だけで５、６回は失敗している。やっとそれがなくなりますね」
　初めてのＧ１だった５月のダービー着の直後のＳ級初Ｖ。大舞台での経験が糧になっていることは言うまでもない。
　「ダービーであれだけのメンバーでやったんで、（Ｆ１の）こういうところで弱気になったらいけないなって。そういう思いはありました。師匠（吉岡稔真・65期、引退）からも（ダービーでの）１、２走は、いい走りだったって言ってもらえた。自分ではヒットじゃないけど、一次予選は荒井（崇博）さんがアタマにこられたし良かった。（相手に）黒沢（征治）さん、島川（将貴）さんがいるなかで、思い切って仕掛けられた」
　取手記念２着を終えて、２度目のＧ１、高松宮記念杯を迎える。その先には11月にホームバンク、小倉での競輪祭が待っている。岩谷には昨年のあのシーンが、しっかりと目に焼きついている。
　「今年は高松宮記念杯もそうだけど、大きいレースにたくさん出られる。競輪祭もですね。去年の競輪祭で園田（匠）さんと北津留（翼）さんが準決でワンツーした。（場内の）応援がすごかった。園田さん、小川（勇介）さんたち、兄デシとＧ１で一緒に走るっていうのは１つの目標です」
　ホームバンクに詰めかけたファンを自分の走りで沸かせたい。11月までの半年間の１走、１走、一日、一日が岩谷にとって、血となり肉となる。

2022年6月12日更新

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