田川翔琉選手 プロフィール

能力値チャートA級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン70実績2デンジャ10差し脚22ダッシュ62機動力52

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ31ダッシュT36追込タイプ3

田川 翔琉選手 スポット・インタビュー

同級生のアドバイスをきっかけに

田川 翔琉

田川 翔琉

 高校時代にはジュニアアジア選手権のチームパーシュートで準V、明治大学在学時には全日本大学選手権タンデムスプリントで優勝を飾るなど学生時代の実績は十分だ。昨年の5月に競輪選手としてデビューを果たして、そのまま順風満帆なスタートを切ると思われたがプロの世界は甘くなかった。
 「学生時代に自転車競技をやっていた時はいい成績を残せていたし自信もあったけど、いざデビューするとヨコの動きもあるし単純な脚力だけではなく技術も必要だと思い知らされた。最初は他人任せのレースが多くて、負けたら流れが悪かったとか、誰かが悪かったとか言い訳ばかりしていた」
 デビュー当初はチャレンジで苦戦を強いられていたが、同級生のアドバイスがきっかけとなり成績が上向き始める。
 「同級生の上田(尭弥)にもっと思い切りのいいレースをした方がいいとアドバイスをもらって考え方が変わった。そういえばそこまで脚力もないのにガツガツ攻めたレースをしていないし、まくられたら仕方ないぐらいの割り切ったレースをしていなかったと気づかされた。その後はラインを生かした突っ張り策の戦法を基本の組み立てにして、積極的に走るようになって成績が良くなり始めた」
 きっかけをつかんだ田川翔琉はA級1、2班戦でも力を存分に発揮して活躍を続ける。
 「A級1、2班戦に上がってからも、積極的な走りを続けたらいい成績が残せた。まだ優勝はできていなけど、決勝にもコンスタントに乗れるようになった。最近勝ち上がれていないのは体調を崩したことが原因。しかも前回の久留米で落車して流れは悪いけど、徐々に戻していきたい」
 このまま順調にいけば、来々期はS級の舞台もみえてくる。
 「S級がスタートラインだと思っているし、昇級してもレーススタイルは変わらないと思う。地脚に自信があるし、それを生かした走りをして、自分の実力を試したい。嘉永(泰斗)や伊藤(旭)とかの熊本勢の活躍はすごい刺激になる。自分も彼らと同じところで戦うからには気持ちも入るし、一走、一走で力を出し切る競走をしていきたい」
 「田川のおかげでと言ってもらえるように、付いてもらうからには後ろにもチャンスがあるように走りたい」とラインを生かす走りを心がけており、積極型へと生まれ変わった田川の今後に注目だ。

2022年12月20日 更新

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