後藤大輝選手福岡Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　６月のＳ級特進以来、経験した２度のＧ３はともにホームバンクの久留米。初めて地元を飛び出した玉野での防府記念に、誰よりも目を輝かせている後藤大輝がいた。
　「今回は古性（優作）さん、清水（裕友）さんと話す機会があって、練習のこととか、自転車のことを聞くことができました」
　シリーズ中に古性、清水との直接対決はなかったものの、４日間で３度バック奪取をして最終日は逃げ切り勝ち。そのポテンシャルは、古性も認めている。
　「自分の方がいろいろ（後藤に）聞いたんですよ。やっぱりレベルが高いですね、若い人たちは」とは、古性。年末のグランプリを見据え、競輪祭では誰も成し得ていない年間Ｇ１最多の４Ｖの記録に挑もうとしている古性がこう言い放った。
　防府記念を着。Ｓ級での走りを重ねれば重ねるほど、後藤にはどんどん課題も生まれている。
　「（最終）４コーナーからタレるんですよね。そこでもっと踏み直しができれば、上でも戦えると思うんです。ただ、先行するだけになってしまっているところもある。昨日（３日目）のレースでも、それが出てしまっていた」
　スケールの大きな競走が、最大のセールスポイント。ケレン味のないスタイルを変えて、成績を求めるつもりは毛頭からない。
　「全然、足りないんで、これから慣れていくことが大事です。それでも流れのある９車立ての方が、自分にとっては良さそうですね。練習はやれているので、脚力も上がっている。（古性や清水と）一緒に走りたいけど、まだそこじゃないと思う。目の前のことを１つ１つやっていかないと」
　地に足をつけて一歩、一歩。それでも来年のいまごろは、Ｇ１の舞台、地元小倉での競輪祭で古性、清水らに脅威を与える走りが見られるまでに進化しているに違いない。
　「（10月の久留米での）熊本記念で頑張っている熊本の方々がすごくカッコよかった。（来年の６月の）久留米記念では自分もそうなりたい。今回はダメだったけど、（古性や清水に）次に会った時は成長した姿を見せられるように」

2023年11月7日更新

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