栗田雅が地元勢に幸せをもたらす

　南関勢はひとりだけ。気楽にメンバーを眺め出した3栗田栗田だったが、地元勢がラインを固めることを知るとその表情は一変。
　「地元が付くんですか？　責任重大ですね…。自力、いや先行で。地元が付くからには先行です」
　南関と九州。地区は大きく掛け離れていはいるが、地元の重鎮を背負うことを意気に感じている3栗田栗田。6相川相川に歴戦の差をまざまざと見せつけ、レースを支配。地元勢に貢献する。
　２２年ぶり２度目の久留米記念制覇に燃えていた2紫原紫原は、残念ながら２次予選で終了。
　「展開がどうしようもない。全然ダメですね。３日目こそは…」と、地元でたそがれているヒマはない。幸せを運ぶであろう3栗田栗田の仕掛けに乗って、トップでゴール線を駆け抜け地元ファンの声援に応える。