佐藤慎の連覇期待

　「宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」もいよいよファイナル。準決勝は波乱の連続で神山雄一郎、平原康多のＳ班２名に加え、竹内雄作、吉田拓矢も敗退してしまった。それでも決勝は好メンバーがそろった。その中で狙っていきたいのは宇都宮記念連覇がかかる1佐藤だ。準決後には笑顔で検車場に引き揚げてきた。
　「（5早坂）秀悟は流れてたし、強かったね。ワンツーはもう決まりだと思ってたし、あの展開だし抜かないとね。どんなに抜いても秀悟は２着だろうし、抜けるところはしっかりと抜きますよ。それでしっかりと抜けてるし、状態は良いですよ。明日ももちろん秀悟にいきます。別線は関係なく秀悟が自分のレースをしてくれれば、自分にもチャンスがあると思うんで。連覇はもちろん狙っていきます」と力強い言葉を残した。
　前を任された5早坂も「昨日までのレースが生かされましたね。５００バンクの１周だと駆ける人からすれば長いけど、そのタイミングでいけば出させてくれるだろうと。打鐘過ぎからじゃ長いけど、ホームから１コーナー目掛けてだと楽だし」と状態の良さを示している。
　9橋本が付いたことでラインにも厚みがました。ライン決着を厚めに狙っていきたい。