記念初Ｖへ

　決勝は自在性が持ち味の2松岡と8山形、単騎の4後閑と7安部が相手で再び3深谷は後方に置かれそうだ。後方に置かれると準決のように短走路ということも加味してまくりが届かないケースもあり得て、逆に逃がされた場合も末を欠くことがある。それだけに、今回はデキ良さそうな2松岡を狙ってみたい。
　「前回の小田原の最終日に自転車を鈴木謙太郎と交換してきた。まだまだ良くない」とは言うものの、セッティングの微調整で十分上積みはあり、加えて日に日に乗り慣れているはずで、日を追うごとに気配は上向いている。「体の感じは（良い時の頃に）戻っているので」と着実に復調の手応えを掴んでいる様子。決勝も「誰も行かなければ奇襲策もある。記念での優勝はないけど、その内できるでしょ」と不敵な笑みを浮かべる。3深谷を後方に追いやっての奇襲カマシでの一発や、巧みに中団を占めた時の渾身のまくりが決まれば、記念初Ｖも夢ではない。