驚愕のスピード
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- 的中率
- 32%
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- 回収率
- 91%
細川記者
第3回大会以来2度目の大会制覇を目指している9脇本が自慢のスピードで別線の包囲網を突破する。2次予選は13秒3のシリーズ中トップの上がりタイムを叩き出したが、本人は全く納得していない。万全の状態ではないが、求められる結果のみを追求する。
「(周回中の)前っていうのは全然、構わなかったけど、レース自体は早めに動かしていきたいっていうのがありました。(7番手に置かれて)自分だけ着を拾うレースをしているなっていう反省が、あの時点でありました。一番は結果を求めないとっていうのがあって、それでラインで決められたらと。正直、体の面での不安も残っているし、レースが弱気になっている。久しぶりのグレードレース(ビッグ)に返ってきたのと、人気に応えなきゃいけないプレッシャーが同時にある。そこら辺は1年かけて戻す感じで、時間がかかるのかなと」
8新山が2日目同様に果敢に攻めても、9脇本は落ち着いてタイミングを窺う。早めなら最終2コーナーから、遅ければまくり追い込み気味にでも前団を飲み込んで決勝へと勝ち進む。