今年最後のG1を制す
-
-
的中率
的中率 1位
- 39%
-
的中率
-
- 回収率
- 66%
細川記者
5日間に渡る至高の競宴を勝ち抜いた9名の精鋭が今年最後のGⅠタイトルを争う。
現時点でグランプリの出場権を持っているのは、全日本選抜競輪、高松宮記念杯競輪、寬仁親王牌の3冠を成し遂げた古性優作、日本選手権競輪を制した山口拳矢、オールスター競輪覇者の眞杉匠。それに加えて、5日目終了時点で賞金獲得額上位の佐藤慎太郎(3位)、松浦悠士(5位)、清水裕友(6位)、深谷知広(7位)、脇本雄太(8位)まで当確。残された椅子はあと1つとなった。賞金ランク9位の新山響平が現在の位置をキープするのか、新たなGⅠ覇者が年末の大舞台の切符をつかむのかに限られた。
グランプリ王者の1脇本が今年最後のG1をつかみとる。準決勝は後方からの一気の仕掛けで主導権取りに出て2着と勝ち切れなかったが、古性優作が準決勝で敗退した時点で1脇本は9南を連れ込みたい気持ちが強まったに違いない。
南関勢は3深谷が先頭で奮起層で、番手回りとなった4松井にもチャンスあり。初めてG1決勝に勝ち上がった5太田も2松浦を背に果敢に攻めそうで、1脇本が狙い澄ました仕掛けで勝ち切る。
「GⅠでラインで勝ち上がれたのは大きい。前回と比べて気持ちが入っている。気持ちと体の一体感があれば、勝ち上がれると。不完全な状態ではあるが、戦える状態。復帰して日も経っていないし、高望みしないように、気負わずに頑張りたい。(別線が)どう並んでも自分のやることをやるだけ」
別線がどう並ぼうとも動じることのない1脇本。一瞬の隙を逃さず一気にまくってゴール線を駆け抜ける。