- 渡部
- 哲男
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直前インタビュー 1
昨年はデビューしてから一番苦しんだ年だった。「やってることに体が反応しなくなってきた」。練習方法を変えても、量を落としても変化は出ない。これまで練習量で自信を得てきた渡部にとって、量を落としても変化が出ないことは最もつらかった。そして12月平ではまさかの予選9着。「あれで考え直した」と渡部は話す。
「今度はケアを増やしてみた。心配した菊池(仁志)さんからも連絡があって、セッティングのアドバイスももらった」
迎えた広島記念では決勝に進出。初日から「軽かった」と話したように待望の変化があった。現時点で地元勢では3番手の競走得点。しかし浮上のきっかけをつかんだ今なら、その下馬評を覆せるかもしれない。