特選、準決と先行策で勝ち上がった菊地に絶好の展開が転がり込んだ。決勝は好位からの追い込みで今年３Ⅴ目。レースは号砲で水谷が飛び出して正攻法の位置へ。西岡が続き前団を形成。以下は、菊地―小松、金子、小川、村上―松坂―和田で落ち着く。青板２センターから村上が上昇するも、水谷は突っ張り２角で誘導を降ろして前に出る。態勢を立て直した村上は再度叩きに行くが、打鐘で一気にペースを上げた水谷の前に出られないまま。外で懸命にへばり付く村上を、菊地が飛ばして単独３番手を確保。村上が後退していく一方、２角最後方から小川が猛然とスパート。勢い良く前団に迫った小川だが、２センターで番手の西岡が合わせて出ていくと苦しくなり、さらに続いた菊地のけん制も受けて不発。早めに抜け出した西岡は懸命に踏むが、菊地がゴール寸前で逆転。