北勢中心も激戦必至

菊地圭尚
菊地圭尚、佐藤慎太郎の北日本タッグが本線を形成する。菊地は昨年の地元函館記念で準V。リベンジを誓った11月同記念では着とまたも準Vに止まり、競輪祭では驚くほどの不振。しかしオールラウンダーとして全日本選抜準V、寬仁親王牌で決勝4着とビッグでも結果を残し、円熟期を迎えていることは確か。このまま今年は終われない。きっちり立て直し、自在性に富んだ競走でV奪取だ。一方の佐藤は1年を通し安定した成績を収め、5月宇都宮での記念優勝を含む4Vと完全復活を遂げた。競輪祭でも準決進出と好調をキープする。ここも両者のゴール前勝負となろう。
地元地区の関東勢が北勢に待ったをかける。諸橋愛はキメ脚の冴えをみせ4月川崎で04年9月青森以来の記念制覇を果たすと、8月豊橋も制し今年2度目の記念V。志村太賀も前期はギア規制の影響に苦しんだが、9月向日町で今年初V。10月函館で2V目と勢いが出てきた。自在性に富んだ競走で一歩ずつ調子を戻す岡田征陽や地元の若手機動型を盛り立て関東で逆転を狙う。
小川勇介もV候補の一角だ。今年は優勝こそないがF1戦ではコンスタントに優参。11月豊橋G3で優参、地元の競輪祭で準決進出と上り調子。池田良と西連係で決める。
松坂英司に和田健太郎の南関コンビも軽視できない。村上直久らスジの機動型が勝ち上がるようなら単争い。また松岡健介もハマったときの仕掛けは上位陣ともそん色なく、援護陣はやや手薄だが一発は十分だ。