山田義が久々の優勝

山田義彦
山田が15年11月の向日町以来、1年3カ月ぶりの優勝を飾った。初手の並びは山田―荒澤、藤田―三谷、山賀―望月、伊藤―三谷、大坪の順で落ち着く。青板周回のバックから伊藤が早くも上昇。さらに山賀が押さえて赤板過ぎに誘導員の後位に収まる。目まぐるしく入れ替わって、今度は打鐘前に藤田が誘導員を交わして前に出ると、そこを山田がすかさず叩きにいく。両者で踏み合いになり、その後ろで荒澤が三谷とからんで落車。これで三谷が遅れた隙を見逃さずに、山田が最終ホームで藤田の番手に割り込む。三谷は3番手で立て直し、山賀が4番手、伊藤は7番手に置かれる。懸命に逃げる藤田の番手で、山田は車間を斬って別線の反撃に備える。最終3コーナーから早めに追い込んだ山田が快勝。4番手から外を伸びた山賀が2着。