コース見逃さなかった武田憲
地元の武田憲祐が、16年8月宇都宮以来のV。3連単が33万円を超える高配当を演出した。初手は、森田優弥-朝倉佳弘-内田英介、中村浩士-武田、佐藤友和-内藤宣彦、吉田敏洋-湊聖二で周回を重ねる。
青板2コーナーから吉田が上昇。森田を押さえて、赤板過ぎに先頭に立つ。森田は7番手まで車を下げて打鐘。後方を警戒して踏み上げて行く吉田に、森田は反撃のタイミングを失ってしまい、隊列は一本棒のまま最終回へ入る。ようやく2コーナー過ぎから森田が仕掛けるが、3番手の佐藤は3コーナーから先まくりに出る。その佐藤を湊がけん制して内のコースが開くと、武田は2センター手前から一気に前団をすくい、佐藤と湊の間を踏んで直線で鋭く突き抜けた。絶好の展開になった湊だったが、2着でゴール。3着は、武田と同じコースを踏んだ内藤が入った。