まくりに転じて和田圭
和田圭が怪我と開催中止による2カ月余りのブランクも問題にせず、今年3V目を飾った。
号砲が鳴ると、最内枠の永澤剛を制して、金子哲大が正攻法の位置に入る。金子哲には金子真也-小坂敏之が続いて関東ラインを形成。以下は、坂本周輝-新山将史-永澤剛-佐藤和也の青森ライン、宇佐見裕輝-和田のラインとなって周回を重ねる。赤板ホーム入り口で宇佐見がダッシュ。赤板目掛けて上がっていくが、金子哲も誘導を切って突っ張る。2角では強引に宇佐見が叩き切るが、金子哲も内で引かない。前団がモツれる打鐘で、今度は坂本が一気に仕掛けてくる。この時に宇佐見が内を空けると、すかさず掬って金子哲が前に。今度は金子哲と坂本で主導権争いとなり、最終ホーム過ぎには坂本が先手を奪うが、新山も金子真も連結を外し、坂本の番手には金子哲がハマり、以下、新山-永澤…の態勢に。2角に入ると、8番手に下がっていた和田がまくりに転じる。これに合わせて新山もバックまくり。グンと加速した和田は、坂本、新山で併走になる2センターを乗り越えて先頭に立つと、新山を交わして2着の永澤に3車身の差を付けて圧勝した。