会心のレースで竹村勇がV
競り勝って番手を死守し、ゴール寸前で差し切り。竹村勇祐が会心のレースで優勝を飾った。意外にも選手生活12年目でこれがS級初優勝となる。
号砲で勢い良く岡本大嗣が飛び出して、佐藤博紀-須永優太-岡本のラインが前受け。木村弘-竹村勇祐-山下渡のラインは4番手以下となり、最後方に単騎の成清貴之で周回を重ねる。動きのないまま赤板を過ぎ、1コーナーに入ったところで木村が上昇を開始。誘導が退避した2コーナーで木村が前団を押さえて先頭に。木村ラインに続いた成清まで出させて、佐藤は5番手へ。木村は中バンクに上がって佐藤の巻き返しを警戒した後、最終ホーム入り口から山下ろしで徐々にペースアップ。同時に空いたインを突いて成清が上がってきて、竹村に番手勝負を挑む。競り合いの末、2コーナーで竹村が踏み勝って番手をキープ。その2コーナー立ち直りで佐藤が反撃に出る。しかし、佐藤のまくりは2センターでの竹村のけん制で止まってしまう。そのまま直線に入り、逃げ切り態勢の木村をゴール寸前で竹村が交わした。