安定感高い成清貴
戦歴は直近4カ月の競走得点108点台の成清貴之が最上位。堅実な位置取りと差し脚で成績をまとめていて、ここ5場所のF1戦はオール優参している。今年はまだ優勝に手が届いていないものの、7月松戸着、8月向日町着など素晴らしい成績だ。ダッシュ力、スピードは一級品の内山雅貴あたりを目標に勝機を見出す。
上位陣に自力型が手薄なので、佐藤博紀から狙う手もある。6月取手記念は4着と準決に駒を進めると、7月弥彦では2で決勝に進出している。竹村勇祐、安部貴之らが援護ならラインも強固で、主導権を握って押し切る場面もありそうだ。
横山尚則、小原唯志、山下渡と2枚の自力型を擁する茨城勢も侮れない。横山は一息不足の場所が続いていて、好調時のような力強さを欠いているし、小原も4月以降は決勝に乗れていない。両者ともに強調できるような近況ではないが、今節のメンバーなら好勝負に持ち込んでも不思議ではない。