守澤太が堂々逃げ切る
賞金ランク9位と、グランプリ出場を懸けた賞金争いの渦中にいる守澤太志が、新鋭・山口拳矢、古性優作を相手にまさかの逃げ切りでV奪取。底力とモチベーションの高さを見せ付けた。
号砲で山口拳が6枠から勢い良く出るが、これを制して古性が正攻法の位置を確保。古性-山田久徳-中川勝貴、山口拳-山口泰生、守澤-芦澤辰弘で周回を重ねる。青板2センターでまず守澤から動き、赤板過ぎに前団を押さえて先頭に立つ。3番手にも古性がすんなり収まり、山口拳は6番手に。守澤、古性はすぐさま中バンクを走行し、古性は前との車間も大きく切ってのけん制もして山口拳に巻き返しのタイミングを与えない。それでも最終ホーム入り口から山口拳は反撃に行こうとするが、腹をくくった守澤がホーム手前からの山おろしでスパートすると、元の6番手に戻ってしまう。一方の古性は詰めて2コーナーからまくるも、守澤の掛かりが良くて芦澤と絡んで前に進まない。苦しい態勢となった山口拳だったが、空いた内を掬って3番手まで進出。直線で外に持ち出して強襲したものの届かず2着まで。守澤が堂々押し切った。