守澤太がGP出場へ前進
4車そろった北勢が、番手を回った山﨑芳仁を中心に好連係を披露。準決で逃げ切るなど仕上がり抜群だった守澤太志がその山﨑に乗って完全優勝を果たし勝負のF1戦を連覇。初のグランプリ出場へ、また一歩前進した。
佐藤雅春-山崎-守澤-竹内智彦の北勢がいち早く出て前団を占める。鈴木竜士-小川勇介が5、6番手、最後方に単騎の山下一輝で周回。青板前2センターで鈴木が上昇を開始。佐藤は車を外して突っ張る構えだったが、前受けした佐藤が鈴木を出させない作戦なのは予想済みとばかり鈴木が狙ったのは番手に追い上げての北勢分断だった。後ろの併走を見ながら佐藤はバックからスパート。4コーナーで山崎が大きく鈴木を持って行くが、鈴木も引かない。これに対し、山崎は赤板で早くも番手まくりに行くフェイント。鈴木が下げると、山﨑はまた佐藤の後位に戻って、元の隊形に。そのまま佐藤の先行でレースは進み、鈴木が2コーナー入り口から改めてまくっていくと、山崎は番手まくりで応戦。結局、鈴木は不発に終わり、山崎を先頭に直線へ。短走路だけに、山崎が押し切る態勢だったが、守澤がゴール寸前で差し切った。