伸び抜群の鈴木竜
10月京王閣記念着。東京に移籍後初の地元記念は決勝を外した鈴木竜士だが、準決は目標の吉澤純が不発の不利があったためで、連日の伸びは申し分なかった。京王閣記念は4日間とも番手戦だったが、自力勝負でも不安はない。10月小田原では3日間とも関東ラインの先頭で戦い3連勝。初日特選は最終先行の番手飛びつき、準決と決勝はまくりで前団を飲み込んている。関東勢の上位陣には自力型が手薄なので、ここは先頭で自在戦か。武田豊樹は元茨城籍の鈴木と連係だろう。9月取手着の初日特選では吉澤の逃げを差して勝っている。チャンスが巡ってくればものにできる状態にある。
山崎芳仁、守澤太志、阿部力也と実力者がそろった北日本勢。この面々なら山崎が先陣を受け持つか。山崎は41歳ながら直近4カ月の連がらみは5割がまくりによるもので、まだまだ自力は健在。好スパートを決めれば北日本勢で上位独占もありうる。目下、賞金ランク8位でグランプリ出場権を争っている守澤は勝って競輪祭に臨みたいところ。
西日本勢はどう出るか。追い込み型は岩津裕介、大塚健一郎とそろっている。小川勇介が前々と攻めるか。