ベテラン香川雄が地元を連覇
香川雄介が10月開催に続き地元F1戦を連覇して20年を締めくくった。46歳のベテランはまだまだ第一線で輝き続ける。
号砲で香川から出て、島川将貴-香川の四国コンビが前受け。大石剣士-野口裕史-東龍之介の南関勢が中団を占め、山岸佳太-吉澤純平の茨城コンビが後攻めとなって周回を重ねる。青板バックを過ぎて山岸が動く。赤板と同時に誘導を切って前に出た茨城コンビを、大石がすかさず押さえに行くが、山岸はペースを上げて突っ張る。それでも打鐘を過ぎて大石が叩き切って主導権を奪うが、野口が離れてしまう。野口は懸命に追い上げてホーム手前で大石と再ドッキングを果たすも、東は吉澤にからまれる。そこを島川が一気の巻き返しで襲う。好スピードで上がってくる島川を2コーナーで振ってけん制した後、野口は番手まくりに出てS級初Vへの執念を見せる。だが、島川はその外をあっさり通過。香川もピッタリ続いて直線へ。両者並んでのゴールとなり、香川が僅かに差し切っていた。後方からまくりに転じた吉澤を押さえて野口が3着。