当所連覇を狙う香川雄
今シリーズの主役を務める香川雄介は、46歳のベテランながら差し脚、俊敏な立ち回りに陰りは見られない。当所は10月に参戦して着。決勝は目標の北津留翼が黒沢征に叩かれると、関東ラインの3番手をどかしてスイッチ。まくってきた原田研を番手の木暮安がブロックすると、空いた内をスルスルと抜け出して地元Vをゲット。持ち味を十分に発揮した好内容のレースだった。頼りにする島川将貴とは9月佐世保の準決で連係していて、逃げた島川を余裕で交わし四国ワンツー。3番手を渡部哲男が固めればラインは強固で、香川の当所連覇は有力だ。
吉澤純平、芦澤辰弘の茨城勢に木暮安由と実力者ぞろいの関東勢も互角の戦い。吉澤は11月当所で落車した影響があったのか、競輪祭の動きは今ひとつだったが、この開催までに調子の上積みは見込めるはず。好スパートを決めれば勝ち負けに持ち込める。
パワー先行が魅力な野口裕史も侮れない。11月別府記念1着と逃げて3勝した脚勢は力強かった。