人気を集めた新山響平を、黒沢征治が撃破。19年７月宇都宮以来となる約１年半ぶりのＶを飾った。
　最内枠の新山がすんなり出て正攻法の位置に入る。新山－安部貴之、黒沢－神山拓弥、松谷秀幸、染谷幸喜－海老根恵太で折り合って周回。青板２コーナーから染谷が上昇を始める。バックで誘導を交わして踏み上げる新山を交わして染谷が先頭に。黒沢は動かず、新山が３番手をキープして赤板を迎えるが、染谷がペースを緩めると、新山がすかさず巻き返して２コーナーで主導権を奪い返す。黒沢はここでも後方で構えたままで、今度は染谷が３番手に収まる。新山が逃げていく中、５番手の黒沢が仕掛けたのは最終ホーム。踏み出しはそれほどでもなかった黒沢だったが、２コーナーあたりから一気に加速し、４コーナーであっさり新山をまくり切ってしまう。そのまま直線に入り、黒沢が押し切ってＶ。マークの神山が続き、３着も千葉勢とは別線で終始、関東勢を追う形だった松谷が流れ込んだ。