小林泰がまくり完全V
ライン3車の小松崎大地と、徹底先行の野口裕史が互いに意識し合う流れ。これを利して好位を手に入れた小林泰正がまくって完全Vを決めた。11月に落車し、復帰後は苦戦が続いていた小林にとってはいいきっかけとなりそうだ。
号砲で芦澤大輔が素早く飛び出して、小林-芦澤の関東勢が前受け。中団には小松崎-佐藤友和-伏見俊昭で折り合った北勢が入り、野口-山田幸司の南関勢は後攻めとなって周回を重ねる。赤板ホーム入り口で野口が動き出すと、小松崎が車を外してけん制。出られなかった野口は6番手に戻ってから2コーナーでダッシュ。小松崎も合わせて仕掛けかけるが思い止まり、打鐘2センターで出切った野口が主導権を握る一方、小林も南関勢を出させてすんなり3番手を確保した。飛ばす野口に対し、小松崎は最終1コーナーで反撃するも車が進まず。だが、車間を切って態勢を整えた小林は詰めてバック手前からまくると、4コーナーで野口を捕らえて先頭に立った。そのままマークの芦澤の追撃も振り切った小林がV。