今年初V狙う小松崎大
小松崎大地の機動力が中心だ。昨年4月の玉野以来、優勝からは遠ざかっているが、F1戦ではつねに優勝を争っているし、1月は和歌山記念でも決勝に勝ち上がっている。その和歌山から1カ月近い配分間隔を空けて臨む今シリーズ。次節に控える全日本選抜へ向けても、久々の優勝で弾みを付けたい。和田圭の逆転も十分だ。昨年後半は落車が続きながらも10月当所、1月平で優勝と差し脚は好調。平決勝では藤根俊マークから番手まくりに出た小松崎をとらえている。
野口裕史も近況は好調だ。11月に腰を痛めたが、セッティングを戻した12月別府記念で3勝。その後は1月奈良のS級初優勝を含め、F1戦では確定板を外していない。染谷幸喜が勝ち上がってくれば、番手回りもありそう。中村浩士、渡邉晴智は勝ち切れないレースも増えてきているが、スジの好目標があるここはチャンスを生かしたい。
北日本、南関勢に比べれば、やや戦力で劣る関東勢は、小林泰正、菊池岳仁といった若手機動型の活躍次第。戦法多彩な柿澤大貴にガッツマーカー芦澤大輔と追い込み陣にも力のある選手はそろう。