• 向日町競輪場F1シリーズ2/17〜2/19

SV FⅠ 向日町 02/19

冷静な走りで福永大

福永大智

福永大智

 全日本選抜の裏開催は、欠場者の手当が付かずA級、S級ともに初日から6車立てのレースが続く異常事態に。最終日はレース数が減らされ決勝は11レースに実施された。このチャンスを逃さず福永大智がS級初Vを手にした。
 号砲で川村晃司、柴崎俊光、鷲田佳史と内枠の3人が競って飛び出す。1番車の川村は柴崎だけを出させて中団位置を確保。長尾拳太-柴崎-三宅裕武、川村-村田雅一、近畿別線の福永-鷲田が後攻めで周回する。青板2センターで福永から動き出すと、これを制して川村が先に上昇。赤板で誘導を切って待ち構える長尾を1センターで押さえて川村が先手を奪う。長尾が中団を確保し、福永は6番手に置かれる。川村は後続の巻き返しを誘うように流していくが、打鐘で行きかけた福永も行かず、腹くくった川村がそのまま駆けていく。結局、一本棒から溜めた福永が仕掛けたのは最終1センターだった。合わせて長尾もまくり、これを村田が止めに行くと、煽りで福永も大きく外に車が流れる。しかし、福永はバックからの踏み直しで再加速。2センターで川村を捕らえた福永は、切り替えて迫る村田も堂々振り切った。

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