• 西武園競輪場F1シリーズ3/4〜3/6

SV FⅠ 西武園 03/06

岩本俊のカマシが決まる

岩本俊介

岩本俊介

 勝ち上がりは苦戦した岩本俊介だったが、決勝は本領を発揮。豪快なカマシで強敵を一蹴して今年初Vを手にした。
 号砲で迷わず岩本が出て、岩本-海老根恵太の千葉コンビが前受け。宿口陽一-武藤龍生の地元勢が続き、単騎の菅田壱道、千葉勢とは袂を分かった渡邉雄太に諸橋愛がマークする隊形で周回を重ねる。赤板ホーム入り口に入ったところで渡邉が動きかけると、これを制して宿口が先に上がって、赤板経過と同時に前団を切る。その上を渡邉が2コーナーで押さえて先制。出させた地元勢が3、4番手を占め、5番手に菅田となって、岩本は6番手に下がる。後方の動きを警戒しながら渡邉が流していくと、菅田がインを掬って打鐘2センターで3番手に上がり、同時に岩本も反撃に出る。合せてスパートの渡邉を最終1センターで叩いて岩本が先頭に立ち、海老根も懸命に続く。ここで切り替えようとした諸橋だったが、渡邉とスピードが合ってしまって切り替えられず。主導権を握った千葉コンビと3番手以下の車間が空く。バックからの菅田のまくりは不発に終わるが、2センターで追い付いた渡邉が外を踏んで千葉コンビに迫り、諸橋は最内のコースを突く。しかし、直線に入ってもたれなかった岩本が押し切ってV。2着にも諸橋の中割りを凌いで海老根が続いた。

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