津村洸が歓喜のV奪取
決勝は番手戦となった津村洸次郎が15年5月伊東以来となるS級2V目を達成。6年ぶりのVにゴール後は何度ものガッツポーズで喜びを爆発させた。
号砲で小森貴大が出て、小森-笠松信幸の中近勢が前受け。中団に松岡辰泰-島田竜二の熊本コンビが位置し、九州別線の林大悟-津村-菅原晃のラインが後攻めとなって周回を重ねる。赤板2コーナーを過ぎたところで林が上昇を始め、打鐘3コーナーで前団を押さえて先制。小森は3車を出させて中団に下がるが、松岡がその外で併走していく。これを見て流す林に、最終ホームで松岡が反撃に出る。しかし、林がペースを上げて応戦すると、松岡は車が進まず、3番手の菅原の外にへばりついていく。島田は内に降りて4番手に。これで5番手となった小森だが、2コーナーから一気にまくって出る。強烈なスピードで小森が前団まで駆け上がってくると、林の番手で車間を切って備えていた津村が3コーナーから合せて踏み出す。懸命に詰め寄る小森を振り切って津村がV。2着に小森で、3着には松岡がしぶとく入る。