積極タイプの林大悟と望月一成が互いに譲らず意地の先行バトル。絶好の展開を逃さず小松崎大地が豪快なまくりを決めて快勝した。小松崎の優勝は意外にも昨年４月玉野以来となる。
　五日市誠がスタートで出て、小松崎－五日市、林－園田匠－瀬戸栄作、望月一成－室井竜二で周回。青板３コーナーで望月が動き始めて戦端が開かれる。前との車間を切って待ち構えていた林は中バンクを踏み出して望月をけん制しつつ、赤板で強く踏み込んで２コーナーから先頭に立つ。そこをすかさず望月が叩きに来て、打鐘前からモガキ合い。突っ張る林に、望月マークの室井は瀬戸をキメて先に内に降りてしまう。単騎となった望月だが踏み止めず、林も望月一車でも出させない構え。決着が付かないまま最終２コーナーに入ったところで小松崎が一気にまくる。全く勢いが違った小松崎はバックで前団を捕らえ、五日市も懸命に続く。園田はその３番手に切り替え、地元Ｖへ執念を見せる。しかし、小松崎のスピードが最後まで落ちなくては如何ともしがたかった。１着は小松崎、２着に五日市、園田は３着とそのままの隊形でゴールした。