中川誠が堂々逃げ切る
上がり10秒9の強烈まくりを決めて後続をぶっ千切った準決で中川誠一郎がリズムを回復。決勝は注目ルーキーの菊池岳仁に格の違いを見せ付ける逃げ切りでVを奪った。これで中川のF1戦優勝は18年4月久留米から4戦連続となる。
中川が1枠を利して正攻法の位置を確保。中川-小岩大介、戸田洋平-柏野智典、菊池-池田勇人、成田和也で周回する。青板2センターで菊池が動き出し、赤板と同時に前団を押さえて先頭に立つ。初手の並び通り成田が3番手に続き、中団に岡山コンビで、中川は6番手に下がるかに。中川が下げ切る前に岡山コンビが動いて前団を切る。これに呼応して仕掛けた中川が打鐘で先手を奪取。中川に合わせて上昇の成田が番手に飛び付き、中川の後位は小岩、成田、内に残る戸田で3車併走となるも、小岩、戸田を貫禄で退けた成田が番手を奪い、小岩は3番手に下がる。一方、後方となった菊池は最終ホーム入り口から一気に巻き返してくるが、中川がペースを上げると、3番手の外で車が止まって不発に終わる。これで同型の敵がいなくなった中川は軽快な踏み直しで堂々の逃げ切り。成田が2着に続き、その後ろは車間が空くも小岩が意地で3着を確保した。