気配いい中川誠に期待
今年は2月小倉が初戦と1カ月遅れで新年をスタートさせた中川誠一郎だが、その小倉で優勝すると3場所、11走で6勝とハイペースで勝ち星を挙げている。2月全日本選抜、3月玉野記念in広島ではカマシで勝ち星を挙げるなど自力でも強く、2年前には単騎で全日本選抜を制した相性のいい別府で優勝争いをリードするか。昨年10月と今年2月に準優勝と地元戦は好気合の菅原晃が中川をマーク。同期、同級生と好連係を決めて、今回も優勝争いに加わりたい。
差し脚好調な柏野智典にもチャンスがあるシリーズだ。今年はあと一歩のところで決勝進出を逃し続けていたが、3月宇都宮G3では小川真の逃げを交わして今年初優出を決めた。竹内翼に島川将貴と豊富な中四国の機動型を目標に好展開をものにするか。
成田和也は3月奈良で2年10カ月ぶりの優勝を飾った。最近は落車などのアクシデントがなく状態も安定。全日本選抜で2連対するなど差し脚も好調だ。昨年3月の当所戦で優勝している坂本周作が勝ち上がってくれば優勝のチャンスだ。
別府初登場の菊池岳仁も注目選手のひとり。1月大宮で準優勝、2月平記念で3連対とS級でも結果を残しているだけに、ここも決勝進出に期待だ。