チャンスを逃さず取鳥雄
町田太我の番手。取鳥雄吾が願ってもない好展開を逃がさずVを飾った。取鳥の優勝は昨年7月高松以来で今年初となる。
けん制スタートから、単騎の堀内俊介が出て行く。堀内、上田尭弥-田中誠、町田-取鳥-渡部哲男、やはり単騎の眞杉匠で並びは落ち着いた。青板3コーナーから町田が上昇気配を見せると、すかさず上田も車を外に持ち出してけん制。なかなか前に出させない上田の動きに、町田は赤板2コーナーからの山下ろしで強引に仕掛けていく。合わせて上田もスパートし、両者でモガき合うが、最終ホーム手前で上田を叩き切って町田が主導権を奪取。取鳥が続くが、渡部は離れて3、4番手には九州勢が入る。一方、それぞれ6、7番手に置かれた堀内、眞杉だったが、1センターから堀内が猛然とまくり、眞杉も追って踏み出す。好スピードで上田の外まで上がってきた堀内を引き付け、取鳥は2センターからタテに踏む。内々を掬った田中が取鳥に続いて直線へ。そのまま取鳥は後続の追撃を許さずV。田中は伸び切れず、堀内を追う形から2センターでまくりに転じた眞杉が2着に強襲した。