中団まくりで梁田一
強力先行は不在のシリーズで、やや単調なレースとなったが、その中でしっかり自分のレースをした梁田一輝がV。梁田の優勝は19年10月四日市以来で、落車、失格の負のスパイラルからなかなか抜け出せなかった近年の苦境から抜け出すきっかけとなるかも。
見合ったスタートから稲村好将が出て行って、志村龍己-金子真也-稲村の上甲勢が前受け。中団に梁田-齋藤登信のラインが入り、同じく長尾拳太-明田春喜の即席コンビが後攻めとなって周回を重ねる。青板3コーナーから長尾が動き、赤板で誘導を切って前に出る。これを梁田、志村の順で押さえて、打鐘前から志村の主導権。梁田はがっちり中団をキープし、長尾は6番手で一本棒に。志村は流して後続の様子を窺った後、最終2コーナーからペースアップ。そこでようやく長尾がまくり行くと、合わせて梁田もまくる。梁田は金子のブロックを乗り越え、2センターでは志村を捕らえて先頭に立つ。このまま直線に入り、梁田と齋藤の一騎打ちとなるが、梁田が追撃を振り切った。長尾は不発で、3着は志村に乗った金子。