• 大垣競輪場開設63周年記念水都大垣杯10/24〜10/27

インサイドレポート・シリーズ総評

後記 GⅢ 大垣 10/24

 浅井康、深谷知のSS班2人に、竹内雄、山口富の師弟コンビが加わり、中部勢一色のシリーズになるかと思われたが、決勝に乗ったのは深谷ただひとり。期待された地元の竹内は1681着。準決勝は別線の厳しい包囲網に苦しめられた。

 「(準決勝は)すごい悔しかった。ああいう展開になっても届かないといけない。失敗も次に生かさないと、上を目指していくためにはダメですから。こういうことを経験させてもらってるし、越えていかないと」

 松岡篤は2611着と3連対。地元ホームの記念で躍動した。

 「一次予選、二次予選はちょっと勝ちを意識しすぎました。3日目からは思い切り仕掛けられたし、その方がやっぱりいいですね。ここに向けて練習してきたので、脚の感じは良かったです。もっと上を目指して、一歩ずつ頑張ります」

新山将史

新山将史

 今シリーズで全国のファンに名前を売ったのは新山将だ。記念初参戦で決勝進出の快挙。7月にデビューした弟の響平(107期)が大きな話題を集めているが、兄の威厳を示した。

 「初めての記念で決勝に乗れて自分でもびっくりしました。流れが良かったですね。S級に上がる頃に腰を痛めて、グッと踏み込めない時期があったんですけど、もう大丈夫です。練習もできるようになって、長い距離をまた踏めるようになりました。練習では弟の方が全然強い。追い抜かれないように頑張ります」

佐川翔吾

佐川翔吾

 佐川翔も1152着と好走。8月豊橋に続いての記念連続優出こそならなかったが、持ち味をフルに発揮した。

 「オールスターの後に体調を崩したので、前回の和歌山はかなり悪かったけど、終わってからは体重も戻って、練習のタイムも出ていました。力は出し切れました」

 佐藤博は一予、二予と先行、まくりで連勝。記念で初めて準決勝進出を果たした。

 「上のクラスで走って、まだまだ脚が足りないと感じました。組み立ても下手ですね。いい経験になったし、これを次に生かしたいと思います」

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